Appleの話題に関しては、根拠の薄い「ウワサ」情報が多い分、Appleからの公式の情報が出てくる機会は非常に絞られています。ほとんどは、年に数回のイベントと、公式ホームページの更新くらいです。 そんな中、久ぶりにティムクックCEOのロングインタビューがありました。 Appleがこの先に目指すものを知ることができる貴重な情報なので、かなりざっくりと6つのポイントに要約してまとめてみました。
①短期的な利益よりもサスティナビリティを目指す
ほとんどの会社の社長と違い、ティムクックCEOは「今期の売上」よりも「長く持続するもの」を目指しているようです。
②スマホ市場は、まだまだイケる!
Appleは、売上でiPhoneへ依存度が高まっていますが、地球上の人口を考えるとまだ飽和ではないとのことです。そしてこれからのスマホの進化は、人工知能(AI)の進化に掛かっているようです。
③iPhoneとMac等のスムーズな連携を進めていく
それを進めるためには、部門の壁が邪魔になるため、Appleでは部門分けがないとのこと。
④Apple純正のマップアプリは、リリース時の出来は完全に失敗だった
失敗であることを素直に認めることが、その後の改善に繋がった。
⑤中国市場は、長期的に見ればまだまだ伸びる
売上だけでなく、数多くの優秀なiOSアプリの開発者がいることが重要であるようです。
⑥ARやApple製の車開発などについては、公式発表まで何も言えない。
ただしAR開発については、裏で色々動いているようです。Appleが情報を発表しないのは、サプライズを狙っているからのようですね。
以上、皆が期待しているような分りやすい新情報などはやはり無かったのですが、重要なことはいくつかわかります。
例えば、今後のAppleが狙っているものは、デバイスによる「パーソナルサジェスト」で、デバイスが所有者の事をどんどん勉強することで、所有者の行動を先読みした提案をすること。これはおそらく、煩わしい「操作」というものをどんどん無くして、人の流れるような自然な動作の中に、デバイスの動作がスムーズに溶け込んでいくような未来を目指しているんだと感じました。
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