Apple Watchで何が出来る?に対する答えは、この一言に尽きる!

Apple Watchについて、一番多い質問は恐らく「Apple Watchって、一体何が出来るの??」というものではないでしょうか。
そして、その質問に対する返答は、大抵の場合、やや自信なさげな、「あれやこれや…、でもいまはまだ未完成で、不満の残る状態」というものが多い様に見受けます。

けれども僕は、Apple Watchで出来る事、そしてApple Watchを持つメリットは、一言に集約出来ると思っています。

Apple Watchで出来る事。それは…
「今までの習慣を変えられる」
という事に尽きると気づきました。そしてこれは今までの習慣を変えるためのデバイスです。

Apple Watchを使っていると必ず、今までの思い通りにならない様々な困難に突き当たります。それは独特な操作の仕方だったり、Apple Watchからの予想外の反応だったりします。(もちろん、Appleはインターフェースを得意とする会社なので、操作感についてはかなり高度なレベルで心地よさを追求していますが)
ただ、ある商品が革新的な商品である為には、世の中に既にある今までの商品の踏襲であってはならないはずです。
今までの踏襲でないという事は、ユーザーの思い通りにいかない事が発生するのは当然です。

そして人は、自分の思い通りにならないとイライラするものです。けれども、それだけでもって「この商品はダメな商品だ」と投げ出しても良いものでしょうか?
機械は人間の為に存在します。だから人間に合わせて作られるのが当然で、人間が機械に合わせて、今までの習慣を変える、というのは本末転倒であると、多くの人は感じると思います。けれども、敢えて「人間が機械に合わせて習慣を変える」ことで、その機械をもっとコントロールする事が可能になります。

例えば、パソコンのキーボードの「ブラインドタッチ」。初めて習得しようとする人は、「何でこんな面倒くさい事覚えなきゃいけないんだ!もっとキーボードを入力し易く作れば良いのに!」と思われると思います。
けれども、敢えてキーボードというデバイスに合わせて、自分が文字を書くという習慣を変えてあげる事で、文字を書くスピードは一気に上がり、文字入力を高度にコントロール出来る様になります。

Apple Watchでも同じで、今までの自分の習慣に合わない機能でも、敢えて使い込んで慣れる事で、新しい利便性が開けてくる事を感じます。
それは、Siriだったり、頻繁な通知だったり、スケッチでもって相手と意思疎通をする機能だったりします。

もちろん、Apple Watchの「習慣を変えられる」という利便性は、それだけではありません。
一番大きいのは、「生活習慣を変えられる」ということです。つまり、「健康になる為に運動の習慣をつける」、「時間の使い方を変えるために予定通知の習慣をつける」、「忘れる不安を無くすために、リマインダーの習慣をつける」などです。これらは他のスマートウォッチでも可能ですが、Apple Watchでは、そのための非常にスムーズなアイデアが盛り込まれているように感じます。
僕は、Apple Watchはこれからの機械と人との付き合い方の新しい標準となるものだと思っています。さらには、自分の体との付き合い方、時間との付き合い方も、今までより確実に「自覚」ができる様になります。
だから、Apple Watchで出来る事とは、「今までの習慣を変えること」であり、積極的にこれからの標準になる習慣に変えたい人には有益なもので、逆に「絶対変えたくない!」という人には不向きなものだと思います。

これからApple Watchを検討される方は、その様な視点から考えてみるのも良いんじやないか、と思います。

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