これからのインターフェイスは「アイズフリー化(視界の自由化)」へ進む!(その1)

スマートウォッチを買う時、何となく「腕に装着するからハンズフリー化して色んなことが便利になるんじゃないか」と思っていたのですが、少し考えれば(考えなくても・・)分かるのですが、ハンズフリーどころか両手が空いていないと操作できないのがスマートウォッチ。


そんなスマートウォッチを始めとするウェアラブルデバイスやモバイルデバイスですが、将来的には「アイズフリー化」がトレンドになってくるんじゃないかと、個人的に考えています。「アイズフリー化」とは、視界が自由になること、つまりデバイスを見なくても色んなことが完結するということです(「ブラインドインターフェイス」という言葉がありますが、長いので、アイズフリーという造語にしました)。

アイズフリーの分かりやすい例としては昔からある「ブラインドタッチ」。キーボードを見なくて良いという点ではアイズフリーと言えるかもしれません。

ウェアラブルによるアイズフリー化の例をいくつか紹介させていただきます。


◆まずは、Apple Watchの「経路案内」。曲がり角の手前で、右に曲がるのか左に曲がるのかをそれぞれ別の振動で教えてくれるので、画面を見なくてもどちらに進めば良いのかが分かるように作られています。つまり、画面に視界を固定されないため、アイズフリーと言えます。

◆様々なデバイスの「画面読み上げ」機能

スマホやpcなど様々なデバイスで搭載されている「画面読み上げ」機能。視覚障害者のためのアクセシビリティ機能としてのものですが、例えば歩きながら長文のニュース記事などを読みたい時に非常に便利な機能となります。iPhoneであれば、読み上げを設定すれば、画面を2本指で上から下へスワイプするだけで画面上の文字を読み上げてくれます。歩きスマホは危険なので、歩きながら画面を見ずに情報を把握できるこの読み上げ機能、ぜひ試してみてほしいです。

最近では、iPhoneアプリの「Pocket」が、標準でこの読み上げ機能を搭載してくれたおかげで、帰宅時に歩きながらイヤホンで記事がチェックでき、非常に重宝しています!iPhoneで最も使っている機能かもしれません。これこそが、「アイズフリー化」トレンドの先駆けだと思っています!

他にもアイズフリー化の事例がたくさん出てきていますので、次回もご紹介させていただきます!

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